お米文化に変わるパン文化を広めたい la vie du reve(ラヴィデュレーヴ)愛知県岡崎市

“湯気”に誘われて、 ふらりと暖簾をくぐる。 夢と笑顔あふれるパン屋さん。 vapeur
冷凍生地・卸売り・直営店 ベーカリーショップ 愛知県岡崎市
la vie du reve (ラヴィデュレーヴ)

バプール

銭湯のように、小銭を握りしめてぶらりと立ち寄れる、町の人々が集う場所——。フランス語で湯気を表す店名に込めたのは、そんな思いでした。2018年のオープン以来、パンが焼きあがる湯気、コーヒーの湯気を求めて、子どもから大人まで、吸い寄せられように人々が集まり、笑顔に満ちた憩いの場になっています。
進化を続ける、ラヴィデュレーヴの冷凍生地玉を最大限に活用し、ベーカリーショップの新たなスタイルを提案する「バプール」。店長の森田敬子さんの言葉から、その無限に広がる可能性を探ります。

洗練感がありながらも、
どこか懐かしい。
今の暮らしに溶け込むパン。

― 「バプール」のコンセプトについて教えてください。

セルフスタイルのラヴィデュパンとは違ったスタイルに挑戦しようと、「バプール」では対面式の販売スタイルを取り入れました。意識したのは、お客さまとの接点を増やした、カフェのような店づくり。オーナー(ラヴィデュレーヴ代表・加藤大貴)が銭湯好きだったことから着想を得て、銭湯をイメージしたデザインにすることで、人が集い、心が通うあたたかい場所にしようというコンセプトでスタートしました。

―今の時代にフィットする洗練感がありながら、どこか懐かしい雰囲気を感じますね。

一つひとつの商品は、最新の材料事情や技術、設備、理論などを精査し、個々の要素を厳選した上で作り出す、トレンド感のある生地がベースになっています。特に素材については、上質な小麦粉を使い、添加物不使用。無駄なものを極限まで削ぎ落とし、熟練の技によって仕上げています。だからこそ、一見シンプルでありながらも、口にすると衝撃を受けるような、記憶に深く刻まれる食感、味わい、香りになるのです。
生地自体は最先端の技術、素材によって作られていますが、成形やフィリングの具材、味を工夫することで、馴染みやすく、日本の食卓にも調和するラインナップになっています。

― 一般的なパン屋さんより、厨房が狭いように感じますが、ここでパン作りをしているのですか?

当初は、ここの厨房で小麦粉のミキシングから捏ね、発酵、切り分け、成形、焼成などあらゆる工程を行っていました。みんなの手が加わり、愛情を込めて作ることで気持ちが伝わりますし、焼き上がる時のワクワク感やドキドキ感も、パン作りの楽しさだと思っていました。でも、パン作り初心者のスタッフが多いこともあり、仕上がりに微妙な差が出たり、波があったりということも、正直ありましたね。

省スペース、省エネでバリエーションを増やせる「バプール」モデル。

― 今は、ラヴィデュレーヴで仕込んだ冷凍の生地玉を使っているそうですが、冷凍に切り替えたきっかけは?

冷凍の生地玉に変えることで、さまざまな利点があります。ミキシングや捏ねの作業を省略できるので、厨房の設備を最小限に抑え、簡略化することができますし、それほどパン作りに精通していないスタッフが製造に携わっても、クオリティの高さを保つことができます。
冷凍の生地玉を使った「バプール」のような仕組みは、パン屋を出店するまでの時間や労力、資金などの負担を減らす画期的なスタイルになるでしょう。

― 冷凍生地玉の導入は、「バプール」の商品構成にも、大きく影響を与えましたか?

そうですね。生地作りの工程や時間を省略できる分、商品のバリエーションを増やしたり、フィリングの調理に力を注げたり。新商品にチャレンジできる機会が増えたこともあり、「バプール」では今、常時50種類以上のパンをラインナップしています。
例えばラヴィデュパンと「バプール」が、同じクロワッサンの生地玉を使っても、成形時に形状を変えることでまったく別の商品に仕上がりますし、成形する際のデザインやフォルムにこだわることで、お店ごとのオリジナリティを打ち出すこともできます。

― 今は、ラヴィデュレーヴで仕込んだ冷凍の生地玉を使っているそうですが、冷凍に切り替えたきっかけは?

冷凍の生地玉に変えることで、さまざまな利点があります。ミキシングや捏ねの作業を省略できるので、厨房の設備を最小限に抑え、簡略化することができますし、それほどパン作りに精通していないスタッフが製造に携わっても、クオリティの高さを保つことができます。
冷凍の生地玉を使った「バプール」のような仕組みは、パン屋を出店するまでの時間や労力、資金などの負担を減らす画期的なスタイルになるでしょう。

もちろん、冷凍の生地玉を使う際、手作りならではのぬくもりが失われるのではないかという心配がなかったわけではありません。でも今は、パンの魅力である手作り感をしっかり残しつつ、時間や労力を抑えることができる冷凍生地玉の導入によって、「バプール」の新たなスタートが切れたと感じています。

― 今は、どのような工程でパン作りを行っていますか?
ラヴィデュレーヴで仕込んだ冷凍の生地玉を前日から解凍し、翌朝、切り分けて成形していきます。もちろん、解凍してから分割、成形、焼成するまでの時間やタイミングなどを誤ると、うまく膨らまなかったり、逆にギュッと詰まりすぎたパンになったりしてしまうので、留意が必要です。 でも、生地自体の品質が安定しているので、一連の流れをレクチャーし、コツさえつかめば、それほどパン作りに対する知識や技術がない方でも、高いクオリティのパンを安定的に作ることができると思います。

― 冷凍生地玉の導入は、「バプール」の商品構成にも、大きく影響を与えましたか?
そうですね。生地作りの工程や時間を省略できる分、商品のバリエーションを増やしたり、フィリングの調理に力を注げたり。新商品にチャレンジできる機会が増えたこともあり、「バプール」では今、常時50種類以上のパンをラインナップしています。
例えばラヴィデュパンと「バプール」が、同じクロワッサンの生地玉を使っても、成形時に層の数を変えることでまったく別の商品に仕上がりますし、成形する際のデザインやフォルムにこだわることで、お店ごとのオリジナリティを打ち出すこともできます。
もちろん、冷凍の生地玉を使う際、手作りならではのぬくもりが失われるのではないかという心配がなかったわけではありません。でも今は、パンの魅力である手作り感をしっかり残しつつ、時間や労力を抑えることができる冷凍生地玉の導入によって、「バプール」の新たなスタートが切れたと感じています。

― 今は、どのような工程でパン作りを行っていますか?
ラヴィデュレーヴで仕込んだ冷凍の生地玉を前日から解凍し、翌朝、切り分けて成形していきます。もちろん、解凍してから分割、成形、焼成するまでの時間やタイミングなどを誤ると、うまく膨らまなかったり、逆にギュッと詰まりすぎたパンになったりしてしまうので、留意が必要です。 でも、生地自体の品質が安定しているので、一連の流れをレクチャーし、コツさえつかめば、それほどパン作りに対する知識や技術がない方でも、高いクオリティのパンを安定的に作ることができると思います。

冷凍生地玉の採用により、
お客さまとの交わりを楽しむゆとりも。

― 店頭に立つスタッフの方々の表情も生き生きしていますね。

厨房に立つ時間や、生地作りにかける労力を軽減できた分、もともと思い描いていた対面スタイルの楽しさや、「バプール」らしさに心を傾けられるようになりました。
開店当初は、お店のコンセプトである“バプール=湯気”の中でも、特に焼きたてパンの“湯気”が中心でしたが、今は、カフェのように、コーヒーの“湯気”を求めて訪れてくださる方も。今後も人の心をあたたかくする、いろんな“湯気”をお届けしたいです。

― ラヴィデュパンの姉妹店ならではの優位性はありますか?

冷凍生地玉の開発も手がけるオーナーは、小麦粉などパンの材料に関する最新の情報、特性を知り尽くしています。その上で生み出される生地なので「この生地を使っていれば、おいしくないわけがない!」と全幅の信頼の上に、成形から焼成に意識を集中できる。それは、非常に大きなアドバンテージですね。パンについてわからないことがあれば、何でも聞けますし、疑問を投げかければ明確に答えてくれるので、道に迷うことはありません。

― 「バプール」のモデルは、パンが好きでパン屋さんになりたいという夢を持っている方のハードルを下げてくれますね。

「バプール」は、初期投資や設備、人材確保に悩むオーナーの方の夢を叶える、モデルケースになっていくでしょう。狭い敷地でも、限られた資金でも、少人数のスタッフでも、ラヴィデュレーヴの冷凍生地玉を活用すれば、負担を軽減して自分の店を開くことができます。
例えば、コーヒーに軸をおいたカフェスタイルのベーカリーショップや、料理人が徹底的にフィリングにこだわった、バリエーション重視の贅沢パンを提供するなど、アイデア次第でいろいろなスタイルを実現できます。「バプール」をモデルケースとして、新しいパンカルチャーを発信し、広げていきたいと考えています。

― 店頭に立つスタッフの方々の表情も生き生きしていますね。

厨房に立つ時間や、生地作りにかける労力を軽減できた分、もともと思い描いていた対面スタイルの楽しさや、「バプール」らしさに心を傾けられるようになりました。
開店当初は、お店のコンセプトである“バプール=湯気”の中でも、特に焼きたてパンの“湯気”が中心でしたが、今は、カフェのように、コーヒーの“湯気”を求めて訪れてくださる方も。今後も人の心をあたたかくする、いろんな“湯気”をお届けしたいです。

― ラヴィデュパンの姉妹店ならではの優位性はありますか?

冷凍生地玉の開発も手がけるオーナーは、小麦粉などパンの材料に関する最新の情報、特性を知り尽くしています。その上で生み出される生地なので「この生地を使っていれば、おいしくないわけがない!」と全幅の信頼の上に、成形から焼成に意識を集中できる。それは、非常に大きなアドバンテージですね。パンについてわからないことがあれば、何でも聞けますし、疑問を投げかければ明確に答えてくれるので、道に迷うことはありません。

−「バプール」のモデルは、パンが好きでパン屋さんになりたいという夢を持っている方のハードルを下げてくれますね。
「バプール」は、初期投資や設備、人材確保に悩むオーナーの方の夢を叶える、モデルケースになっていくでしょう。狭い敷地でも、限られた資金でも、少人数のスタッフでも、ラヴィデュレーヴの冷凍生地玉を活用すれば、負担を軽減して自分の店を開くことができます。
例えば、コーヒーに軸をおいたカフェスタイルのベーカリーショップや、料理人が徹底的にフィリングにこだわった、バリエーション重視の贅沢パンを提供するなど、アイデア次第でいろいろなスタイルを実現できます。「バプール」をモデルケースとして、新しいパンカルチャーを発信し、広げていきたいと考えています。

新しい食パン専門店の双子店としてパンの楽しみ方を広げ、町に回遊性を生む。

― 新しい食パン専門店「クラストパン」が、すぐ近くにオープンしましたね。

2021年12月、徒歩圏内に食パン専門店「クラストパン」がオープンしました。「クラストパン」では、ご飯のように、もっともっと日常の食卓に浸透するようなパンを目指して、多彩な食パンをラインナップ。ご飯派の人でも、「クラストパン」の食パンなら毎日食べたい!と思っていただけるようなパンを目指しています。
そして「バプール」では、その食パン生地を使ったサンドイッチや惣菜パンなどを充実させることで、食パンの生地自体のおいしさや多彩な表情、無限に広がる可能性を実感していただきたいです。
場所的にも近いので、ランチやおやつ用にはバプールで、朝食やディナー用にクラストパンなど、使い分けたり、梯子したりして楽しんでください。
それぞれコンセプトやラインナップは特色がありつつも、姉妹店のような双子店のような存在です。2つの店が一体となって、町に回遊性も生みながら、パンのある生活を提案していきたいと思っています。

――「バプール」は、どのように進化していくのでしょうか。

「バプール」は今後、「クラストパン」をはじめ、ラヴィデュレーヴ全体で提案するパンの魅力を気軽に体感できる、入り口のような場所になりたいと考えています。
また今後は、ドリンクや焼き菓子など、「バプール」の世界観を愛してくださる方の生活にフィットするような食アイテム全般をお届けできる、ライフスタイルショップのような存在になれたらいいなと思っています。

Shop Infomation

店舗情報

バプール vapeur

銭湯をイメージした水色の壁と、白い暖簾が目印。ラヴィデュレーヴ仕込みの冷凍生地玉を使い、成形やフィリング、ネーミングなど「バプール」ならではのアイデアを詰め込んで、親しみやすいパンをラインナップ。



岡崎市六名本町9-21
tel 0564-73-9328
時間 11:00~18:00
定休日 月・火定休
Instagram @vapeur11.12